2016年

5月

11日

熊本地震 被災動物支援 被災ペット同伴者の苦悩

町と町を繋ぐ山道は、落石や土砂による通行止めが多く、しょっちゅう迂回しなければなりませんでした。

日中だからカーブの道にいきなり岩が見えても何とか避けられますが、夜には正面から激突するだろうと思われます。

通行止めはナビに反映されていましたが、何かの拍子で機能オフになっているときもありました。

夜更けの山道を進んだあげく、小さな集落に迷いこみ、細い坂道をあっちに行っても土砂で行き止まり、こっちに行っても通行止め、どこから来たのかもわからなくなり、人気のまったくない暗い集落には道を尋ねる術もなく、まさに、はまりこんだように感じました。

どうにか抜け出て、夜中に宿に帰りつきました。

5年前の4月10日、福島の南相馬の警戒区域で猫の捕獲をしていたときのことを思いだしました。昼に猫をつかまえ、被爆も心配で、空も暮れていざ戻ろうとして、なぜか、どうしても原発の方角に向かってしまうのです。

目抜通りに崩れた家が並び、無人と化した町を静寂が支配し、信号機が点滅していました。

迷いに迷い、さあこの橋を渡ったら駅に続く田舎道だ、と進んだら、
目の前にさっと海が広がりました。
砂浜に何台もの車が突き刺さっていました。
はまりこんだ、抜けられない、という感覚。
あのときと同じ。

益城町の総合体育館。

外のケージに置かれたわんちゃんも見かけますが、体育館の中に飼い主さんと一緒に入れられた犬もたくさんいます。

芝生にはたくさんのテントが張られており、プライバシーの守られない体育館のなかではなく、テント生活を希望される被災ファミリーに提供されています。登山家のご厚意だそうです。

こちらはピースウインズジャパンさんの動物同伴テント。約35家族の方が利用されているそうでした。こちらは満室になり、締め切られましたが、再春館ヒルトップの芝生広場にも、50張りの家族用テント(5.5×3m)があり、まだ受け入れも可能だそうです。本当に必要なサポート、素晴らしいです。

メールや電話が相継ぎます。

これまでいた避難所は追い出されるから、次を見つけねば、という声。

また、ペット同伴者をあたたかく迎え入れてきた動物病院さんでは、病気や怪我のペットを中心に診るので、元気なペットは出てもらいたい、と言われたので、何とか行き場を見つけねば。
動物といっしょに受け入れてもらえるところはどこかにありますか?との質問。

避難所の職員さんからも、問い合わせがありました。

市役所や動物愛護センターに聞いても、有料のペットホテルを紹介されるばかり。しかも2000円、平時と同じ。とても避難者さんにはつなげられない。
動物病院も愛護センターも満杯。

こんな相談を受けて、お薦めをするのは、ピースウインズジャパンさんのテントのご紹介と、熊本市内にあるペット同伴可能な避難所。

たとえば五徳小学校。赤ちゃんの沐浴もあり、人にもペットにもあたたかいです。

学校が再開し、また事情が変わっているかもしれませんので、事前に確認が必要です。

それから、ペットだけを預けたい方には、一時預かりボランティアのご家族のご紹介をします。

そして、南阿蘇村の白水中学校。あちらは廃校を利用した動物同伴専用避難所です。住民票が南阿蘇村にないと入れない可能性もありますので、要確認です。

行き場がなく

被災者の皆さんが、行政に、ペット同伴で行き場がなく困っていることを伝えるのが一番です。

役場では、うちはペットの問題はありません、
ニーズもありません、と、
改善しようとしないところがほとんどです。

私たちは、役場の対策本部をほぼすべて廻り、避難所や仮設、公営住宅でのペット同伴者受け入れの要望書を渡し、説明を重ねました。

そこで、わかったことがあります。

大津の災害対策本部の職員さんが、たまたま動物行政のご担当で、教えて下さったのです。

 

今年の3月に、つまり震災の直前に、県は、市町村役場の動物担当の職員を集めて、犬の狂犬病ワクチン接種や、災害時のペット対策として、同行避難の講習会を開いたという事実です。

そこでは環境省のガイドラインも配布されたそうです。同行避難が大原則であることは説明されていたのです。


それなのになぜ、市町村の多くは、県の指示に従わなかったのでしょうか。

というより、避難所によって、窓口職員によって、対応にバラツキがみられた、とでも言うべきでしょうか。

法改正があり、避難所におけるペットの適正飼養が求められる今、なぜ、市町村では講習会もありながら対策本部の独断で、ペットはご遠慮願います、にすり変わったのでしょうか。

遊具に繋がれたわんちゃん 南阿蘇村避難所にて

渡り廊下にいたわんちゃん 西原村避難所にて

同じく

お父さんと車で生活 益城町の避難所にて

渡り廊下のわんちゃん 益城町避難所にて

益城町役場にて

 

ペットを抱いて逃げてきた人たちに、扉を閉ざすように、外に繋いでもいけない、との方針を出した町。

対策本部に交渉して張り紙をはずすべきと話し、一週間しても、そのままでした。

多くの方が集まる体育館には老人やアレルギー疾患の方もいらっしゃるからペット同伴は無理でも、建物の一角や、一部の部屋、別の庁舎、廃校に小型犬や猫や小動物を入れて飼い主さんと同伴で過ごせるようにすべきですし、もともと外で飼育されてきた中型犬なら外のほうがストレスがありませんのて駐輪場、渡り廊下に。

でも、連れて来た方を追い返すことは法律ではできないはずなのです。

今からでも、皆様がお住まいの役場に、災害時のペット受け入れ施設について、問い合わせをなさって頂けるとよいです。

起きてからでは遅い、最初が肝腎なのです。

町に一ヵ所、動物の避難所を決めておくことです。


CAPINの経験ですが、動物病院さんはどうしても預かり期限があります。
飼い主不明ですと、数週間後に保健所送りになります。すぐ殺処分はしないと言われますが、いずれ始まります。

**********
ところで、今、熊本市内にて、インコ(鳥)の預かり様を探しております。

また、同じく熊本市内で、猫2匹の預かり様も募集しております。

飼い主様の意向で、なるべくご自宅に近いお宅を探しております。

info@capinew.jp まで。

お問い合せ

動物ボランディア団体全国民間ネットワーク
全国動物ネットワーク事務局

茨城県つくば市(以下略)

 

〒305-8799

筑波学園支店どめ

 

TEL:090-6112-7179

FAX:029-851-5586

Mail:Fwin5675@nifty.com

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