12月5日、環境省と東京新聞社に申し入れと質問状:東京新聞の記事「ノラ猫に餌やらないで」に関して。

「野良猫に餌をやってはいけない」


こうした内容の記事が東京新聞に掲載されました。(末尾に掲載)


野良猫とはいえ、もとは人間の捨てた飼い猫です。


その産んだ猫です。



猫の繁殖防止は、行政こそが国を挙げて取り組む問題です。




ところがわが国では、先進国でありながら、行政からの助成金制度は、都市部を中心に一部でしか


確立されておらず、全国各地で民間ボランティアが、それこそ人権侵害にあいながら、


身銭を投じて猫を守ってきました。





誤解をうむような「野良猫に餌をやってはいけない」のひとことが、


私たちの活動の妨害者=猫排除者にとって、まさしく好都合となります。


地域猫活動に、給餌はつきものだからです。


捕獲をするにも餌付けが必要。


手術のあとにも餌付けで生かす。




子どもでもわかる論理です。





私たちは、地域猫活動の現場で、「餌をやるな」の住民の対処に


日々苦しんでいます。





それでも、あきらめず、手術を終えた猫が繁殖をしない地域猫として、地域の人々に


受け容れられていくよう、動物愛護法に謳われるような「人と動物の共生」が実現するよう、


みなで努力をしています。

 

 

 

国やメディアは、まずは猫の繁殖力の強さを周知し、避妊去勢手術の重要性を伝え、

 

「地域猫」「社会猫」について国民にしっかりと啓発していかねばなりません。

 

不妊手術を施して、市民権を得た猫に、給餌・給水・継続的医療を行い、住み慣れた場所で命を

 

まっとうさせる。

 

そのようにして、やさしく猫の数を減らしていく、というやり方は、まだまだ周知徹底されておらず、

 

それどころか汚い野良猫には「触るな・餌やるな」といった声が大きいのです。

 

大半の国民の意識はまだこのレベルなのです。

 

 

 

 

「地域猫」という管理方法がある、ということをまず広めねばなりませんが、その周知徹底が

 

抜け落ちたままで、唐突に「野良猫に餌をやるな」を呼びかければ、

 

各地で推進されている「地域猫」活動の障害・妨害になりかねません。







今回の記事について、私たちは12月5日、環境省と東京新聞を直接訪問し、


記事の発端となった発言のあった職員Tさんに直に申し入れをしました。





直接、資料とともに、意見をお伝えしました。





意見書は環境省動物愛護管理室としては受け取って頂けなかったため、


政策評価広報課を通して提出し、そちらの職員さんから収受サインを頂きました。




 

 「環境省職員,動物愛護法違反」 環境大臣に文書提出 

 
11月30日、東京新聞に「野良猫に餌をやめて」の記事が出た。 野良猫も愛護動物、”餌をやらないで虐待すれば罰金100万円” 法律でそう決めた。それが環境省職員が”ノラを増やさないために餌をやらないで”、と記事で呼びかけている。

 ノラが可哀想。そして何よりも、弱いノラ猫を苛めれば世の中が荒み、、さらに虐めが人にまで広がる。こんなことがあってはならない。

 そこで、民間の動物愛護団体が、ノラのために、環境大臣に抗議文と質問書を出した。 質問の回答は12月17日まで。返事が来ましたらお知らせします。


東京新聞記事


環境大臣宛文書
 



 


この後、東京新聞社に環境大臣宛文書を届けてきました。なんで、こんな新聞を出したのか、それを責任者に聞きたくて、受け付けに話をしましたが会いたくないのでしょう断られました。








無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02環境省職員・「ノラ猫に餌をやめて」, 東京新聞記事

 11月30日東京新聞に「環境省職員・ノラ猫に餌をやめて」の記事がでました。
読むと、環境省動物愛護管理室の職員の話があり、「ノラ猫に餌をやめて」の見出しが大きく出ていました。
 餌をやらなければ猫は衰弱して餓死します。動物愛護法第四十四条に「愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ衰弱させることは百万円以下の罰金」とあります。
 当然、この記事は動物愛護法違反です。環境省職員も法律違反です。



 ノラ猫は社会に住んでいる社会猫。保護は行政の責任。
給餌、給水をやめて衰弱させ殺すのか、環境省。
手弁当で餌やり、不妊手術をしているボランティアは環境省の無責任を許さない。

「ノラ猫も愛護動物。環境省職員法律違反。東京新聞法律違反」のツイートの後、リツイートが11件ありました。誰もが許せないという思いでいるのです。

 この後東京新聞社に電話をして、「新聞記事は法律違反だが内容を確認して出したのか」を聞きました、後で調査をして返事をするということです。返事があり次第、報告します。



質問に対する回答が環境省から来ました        

 「野良猫に餌をやめて」を環境省は新聞で報じ、これに対し私たちは環境省に抗議文と質問書を手渡しました。 
 
http://tiikineko.exblog.jp/23396446/





この質問に対する回答が18日に来ました。    


 動物愛護法では愛護動物に餌を与えないことは虐待が記されています。それなのに、環境省は回答で、「野良猫に対し無責任な餌やりをやめることは虐待とは考えてない」とありました。

 野良猫も家猫も餌をあげなければ猫は飢えて死にます、それで、野良猫に餌をあげなければ死に絶え
野良猫がいなくなる、というのです。

 これは、余りにも非情です。飢えて死なせる、こんなことを平気でいうのでしょうか?考えられないことです。

 ノラ猫を増やさないようにすることは当然なことで、ではどうするのか?もっとほかに方法があるはずです。それを「飢え死にさせる」、一番安易な方法を選択しました。


 私たちはあの敗戦で飢えの経験をしました。食べ物が無く腹が減り、これが毎日、毎日続きました。戦勝国アメリカから玉蜀黍の粉が入り、どうにか飢えから逃れることができました。

 あの時、アメリカが日本人の数は少ない方が良いといって食料の援助をしなければ、私たちは飢えて死にました。あの時代、多くの人が死んでいった時代に、でも飢えているのを知りながら飢え死にさせるために食べ物を与えない、こんなことは誰も考えませんでした。

 飢え死にさせて減らす、そんなことを平気で言うとは。

 そもそも、動物愛護法で愛護動物に餌を与えないことは虐待であることが明記してあります。
それなのに環境省職員が愛護動物を殺す判断をしてはならないはずです。

 環境省職員は動物愛護法を守らなければなりません。


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環境省からの回答文




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全国動物ネットワーク事務局

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